建築請負契約
⬛︎請負契約とは
請負契約は当事者の一方がある仕事を完成することを約し、相手方がその仕事の成果に対して報酬を支払う契約です。
建物建築請負契約の場合は、建設会社が建物を完成させ、施工主はその完成した建物に対して報酬を支払う契約となるのが一般的です。
⬛︎報酬の支払い時期
報酬支払い時期は原則として建物の引渡しのタイミングですが、契約によって前金の支払いや工事の進捗に伴って順次支払っていくなど、バリエーションがあります。いずれにせよ、契約時にいつ報酬を支払うのかきちんと確認しておく必要があります。
⬛︎建物の所有権
請負契約では引渡し期間前まで施工主と業者のどちらに建物所有権が帰属するか問題になります。契約で特に定めなかった場合は、原則的には材料を多く提供した人に所有権が帰属することになります。
建物の所有権については契約を途中で解除した場合や建設業者が交代した場合などに問題となりうるので契約時にはっきりと確認しておくことが重要です。
⬛︎建物に欠陥があったら
建物に欠陥があった場合、注文者は修理や損害賠償を請求できます。加えて契約の目的を達成できない程度の欠陥だった場合には契約を解除することによって、建物を引き取らせて報酬を返金させることもできます。
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